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Brunsvigia namaquana

ブルンスビギア・ナマクアナ

Brunsvigia namaquana ブルンスビギア・ナマクアナ

平たい葉と粗い毛が特徴の珍種、ブルンスビギア・ナマクアナ

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price : ¥19,500

stock : 1


たい葉と粗い毛が特徴の珍種ケープバルブ、“ブルンスビギア・ナマクアナ”です。


南アフリカ - 北ケープ州沿岸近くのウォーレクラール(Wallekraal)からアッヘニアイルス(Aggeneys)、ルーリースフォンテン(Loeriesfontein)にかけてが原産です。
半砂漠地帯の珪岩や花崗岩の岩場の割れ目や、小石だらけの平原に自生しています。

種小名の 'namaquana' は、自生している地域一帯が“ナマカランド”(Namaqualand)と呼ばれているため、その地名に由来しています。

ヒガンバナ科の小型ケープバルブの一種で、球根は直径2cmほどの大きさにしか成長しません。

地中に埋まった球根から地表に葉を展開しますが、葉は地面に張り付くように生えてきます。
葉は先端の尖った楕円形で、硬く締まったような質感をしています。

葉の表面からは、黄金色をした粗い毛をびっしりと生やします。
この植物らしからぬ粗い毛が本種の最大の特徴でもあり、魅力です。
明るい緑色をした葉は通常3-4枚ほどしか展開しません。

成長期のピークに差し掛かると短い花茎を伸ばし、花被片が外側にカーブしたような面白い形状のブルンスビギア属には珍しい左右相称花を咲かせます。
花被片は薄いピンクで、毛だらけの葉から出てきたとは思えない美しさです。

なお同属に 'Brunsvigia radula'(ブルンスビギア・ラドゥラ)というとても良く似た種がいますが、本種に比べると葉が細長く、毛の色が薄茶色をしています。

小型種故か成長は非常に遅く、実生した場合、開花までは8-10年程度かかるとの情報もあります。
省スペースで長期間楽しめるケープバルブとしてじっくり育ててください。


【サイズ】

鉢径:約8cm

【科・属】

Amaryllidaceae Brunsvigia
ヒガンバナ科ブルンスビギア属

【原産地】

南アフリカ - 北ケープ州ウォーレクラール(Wallekraal)からアッヘニアイルス(Aggeneys)、ルーリースフォンテン(Loeriesfontein)にかけて

【置き場所】

成長期に入り葉が展開し始めてから休眠に入るまで、日光のよく当たる明るい場所で管理します。
ブルンスビギア・ナマクアナは日光・通風の良い場所で管理すると、葉はコンパクトにまとまり、用土表面に張り付くように育ちます。

日光が不足すると葉が立ちあがるように徒長したり、間延びしただらしない姿になります。
また、風通しの悪い場所も同様です。

冬型種であるブルンスビギア・ナマクアナは高温と蒸し暑さに弱いので、休眠期である春から夏は風通しの良い涼しい場所で管理します。
通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると暑さによるダメージを減らすことができます。

【水やり】

成長期の秋と春は用土が乾燥してから水やりします。
株が小さいうちは体内に貯水できる水分が少ないため、比較的水を欲しがります。
葉に皺が入らない程度に適度に水やりしてください。

成株への頻繁な水やりは徒長や球根の腐りを誘発しますので、締まった株に育てるには辛めに水やりしましょう。

ブルンスビギア・ナマクアナは涼しい季節に成長する冬型種ですが、寒さが厳しくなる厳冬期は水やりの量・回数を少なめにします。
蒸し暑くなり始めた頃から徐々に水やりを控え、葉が枯れて涼しくなるまでは断水して管理します。

休眠中は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると球根の枯死が防げます。
その際は風のある涼しい夕方以降に用土を軽く湿らす程度に水やりしましょう。
ただし高温期の水やりは球根の腐りを誘発しやすいため、慎重に行ってください。

【肥料】

成長期の秋に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、緩効性の化成肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ブルンスビギア・ナマクアナは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
ただし、夜間の最低気温が5度を切らないように管理した方が安全に越冬できます。
寒さよりも夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。