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Gethyllis verticillata

ゲチリス・ベルティシラータ

Gethyllis verticillata ゲチリス・ベルティシラータ

怪しい模様の葉鞘が魅力のゲチリス・ベルティシラータ

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price : ¥19,500

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しい模様の葉鞘が魅力の希少球根植物、“ゲチリス・ベルティシラータ”です。


南アフリカとナミビアの国境を流れる川、オレンジ川南側に広がる乾燥地域、“小ナマクアランド”(Little Namaqualand) 一帯が原産です。
乾燥すると固く締まる粘土質土壌の荒れ地などに自生しています。

種小名の 'verticillata' は“渦巻き状の”という意味があります。

地中に卵形をした小さな球根を形成する小型ケープバルブです。

ゲチリス・ベルティシラータは休眠から目覚めるとまず筒状の葉鞘を伸ばし、そこから緑色の葉を展開します。

クリーム色から白色の葉鞘には赤い斑点のような独特の模様が現れます。
また葉鞘の途中や先端から土筆の袴のような、紅色をしたヒゲ状の繊維のようなものが出てきます。

葉は細く線形で、艶消しのざらついた質感をしています。
葉は螺旋を描くように伸び、種小名もこの特徴を指していると思われますが、螺旋の巻き具合はさほど強くなく緩やかです。
またゲチリス・ベルティシラータは葉数が少なく、一つの球根から4-6枚程度しか展開しません。

他のゲチリス属同様に、葉が枯れ落ちてしばらくたったころ開花します。
花はごく薄いピンク色がかった白色で、48時間程度しか開花しません。


【サイズ】

株高:約7cm

【科・属】

Amaryllidaceae Gethyllis
ヒガンバナ科ゲチリス属

【原産地】

南アフリカ - 小ナマクアランド一帯

【置き場所】

葉が生え始めてからは、日光の当たる明るい場所で管理します。
また、ゲチリス・ベルティシラータは通風の良い環境を好むので、風通しの良い場所で管理しましょう。

日光や風通しが弱いと、葉が徒長してだらしない姿になったり、葉の螺旋具合が弱くなります。
また、成長期も蒸し暑く密閉された温室などで管理すると、球根が腐ることもあるので注意しましょう。

完全な冬型種であるゲチリス・ベルティシラータは高温と蒸し暑さに弱いので、休眠に入る夏は風通しの良い涼しい場所で管理します。
通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると暑さによるダメージを減らすことができます。

【水やり】

成長期の秋と春は土が乾いてからたっぷりと水やりします。
多くのゲチリスはやや乾燥した状態を好みますが、ゲチリス・ベルティシラータは成長期は比較的水分を好みます。

ただしあまり頻繁に水やりすると葉の巻き具合が緩やかになることもあるので、水のやりすぎには注意しましょう。

ゲチリス・ベルティシラータは冬型種ですが、寒さが厳しくなる厳冬期は若干水やりを少なめにします。
蒸し暑くなり始めた頃から徐々に水やりを控え、葉が枯れた以降は涼しくなるまでは断水して管理します。

休眠中は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると球根の枯死が防げます。
その際はよく風のとおる涼しい夕方以降に用土を軽く湿らす程度に水やりし、朝までには用土が乾いているぐらいを目安にしましょう。

【肥料】

成長期の秋に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ゲチリス・ベルティシラータは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
寒さよりも夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。