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Adromischus marianiae var. herrei

アドロミスクス・ヘレー

Adromischus marianiae var. herrei アドロミスクス・ヘレー

”グリーンボール“と呼ばれるタイプのアドロミスクス・ヘレー

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price : ¥4,200

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気味かつ可愛らしい葉を持った小型ベンケイソウ科植物、“アドロミスクス・ヘレー”です。


南アフリカとナミビアの国境を流れる川、オレンジ川より南の砂漠地帯、小ナマクアランド(Little Namaqualand)一帯が原産です。
広い範囲に分布しているため自生環境も様々ですが、多くは丘陵の斜面や岩の多く露出した荒れ地に自生しています。

変種名の 'herrei' は、ドイツ人植物学者、ハンス・ヘーレ博士(Dr. Hans Herre)の名をとって命名されました。

'Adromischus marianiae var. marianiae'(アドロミスクス・マルニエラエ)の変種、もしくは品種とされているベンケイソウ科植物です。

アドロミスクス・マルニエラエには様々なタイプや変種、亜種、品種が入り混じっているため、正確に分類するのは困難を極めます。
本種はその中でも有名な一種で、株の直径は6-8cmほどにしか成長しない小型種です。
地中には非常に小さな塊根を形成し、そこから貧弱な細根をごく少量だけ伸ばします。

アドロミスクス・ヘレーの大きな特徴はボコボコとした突起に覆われた葉です。
非常に短い茎からまるでゴーヤやアボカドのような見た目をした葉は密集させるように展開します。
多肉植物になじみのない方には不気味にも写るその葉は、馴れれば馴れるほど愛着の湧いてくる不思議な魅力があります。

葉は基本的に長細いラグビーボールのような形状をしていますが、個体(産地)によっては球状や、押し潰れたベビーカステラのような形をしています。

成長期のピークになると、長さ20-25cmほどの花茎を伸ばし集散花序の花を咲かせます。
筒状の花は緑色とピンク色が混ざったような色合いで、異様な見た目をした本種に似つかわしくない可憐な花です。

なお年間を通して緑色の個体を“グリーンボール”と呼ばれ、日光や寒さに当たると赤紫色に染まる個体は“レッドボール”や“レッドドリアン”という名で通しています。

丈夫そうな見た目をしていますが、夏の暑さで枯れこむことが多く、栽培が難しいのが難点です。


【サイズ】

鉢サイズ:5.5cm

【科・属】

Crassulaceae Adromischus
ベンケイソウ科アドロミスクス属

【原産地】

南アフリカ - 小ナマクアランド(Little Namaqualand)一帯

【置き場所】

成長期である秋から春までは日光のよく当たる場所で管理します。
アドロミスクス・ヘレーは日光が不足すると、葉が徒長したり、葉色が退色しやすくなります。
また株の腐敗や害虫の発生を誘発する可能性があるため、成長期は日光によく当てましょう。

活着前の株や、暗い場所からいきなり日差しの強い場所に移動すると葉が焼ける場合があります。
その場合は適度に遮光し、徐々に日光に馴らしていきましょう。

休眠期は風通しの良い涼しい場所で管理します。
休眠期に強い日光に当て続けると枯死しますので、やや遮光して管理してください。

アドロミスクス・ヘレーは夏越しが難しく、通気の悪い環境だと枯死しやすいため、風通しには注意してください。
通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると暑さによるダメージを減らすことができます。

【水やり】

アドロミスクス・ヘレーは春と秋の日中の気温がそこそこ高く、夜間が涼しい季節に成長します。
成長期の秋と春は用土がしっかり乾燥してから水を与えます。

本種は葉に水分を多く貯めることができるため、やや乾燥気味に管理します。
用土の量が多かったり、乾きにくい用土や鉢を使用していると株が腐敗しやすくなります。
水やりはやや少なめに行うようにしてください。

本種は涼しい季節を好む春秋型ですが、厳冬期は成長が止まります。
寒さが厳しくなってきたら水やりは控えめに行ってください。

春を過ぎ、夜間の気温があがってくると休眠に入ります。
休眠期は断水気味に管理します。
葉が落ちたりするわけではないため、断水し始める時期を見極めるのが難しいですが、夜間の最低気温が10度を上回るにつれ、徐々に水やりの頻度と量を減らしていってください。

気温の高い時期は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると細根の枯死が防げます。
その際は気温が低く、湿度の少ない日の夕方以降に株全体に軽くシリンジしたり、用土を軽く湿らす程度に水やりし、朝までには用土が乾いているぐらいを目安にしましょう。

【肥料】

成長期の秋に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、緩効性の化成肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

アドロミスクス・ヘレーは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
よく根の張った状態の良い株は、水を控えた状態で0度近い温度にも耐えることができます。
活着前の株や小さな株は寒さに弱い場合があるため、根が張るまで暖かい場所で管理した方が安全です。

アドロミスクス・ヘレーはとにかく蒸し暑さを嫌います。
高温になるような室内や温室で管理する際は風を当てるなどして、極力涼しくなるように工夫してください。